『私はその歌声に心を奪われてしまった』
などの【心を奪われる】という言葉。あなたはどのような意味かわかりますか?
【心】が【奪われる】わけで、ある物ごとや対象に対して、強く惹かれたり、魅了されることをいいます。
今回は、この【心を奪われる】という言葉について、意味や使い方、類語などをご紹介します!
【心を奪われる】の意味
【心を奪われる】の意味は、つぎのとおりです。
ほかのことに関心が向かないほど、ある対象に夢中になること。
(出典:慣用句の辞典)
このように【心を奪われる】とは、あるものごとに魅了されたり、強く惹きつけられる様子をいいます。
【心を奪われる】という言葉は、『慣用句』※です。
※慣用句とは、二語以上の単語が結合または、呼応して、一個の定型的な表現として用いられる言い回しのこと。
おかめ
心を奪われるって、何かに強く
惹きつけられることなんだにゃ。
ぞっこんって感じかにゃ?!
小梅
そうだにゃ、ぞっこんかもにゃ!?
つぎは、【心を奪われる】の使い方を教えるにゃ。
【心を奪われる】の使い方・例文
つづいて【心を奪われる】の例文をご紹介します。
例文1)
彼は彼女を一目見て、一瞬で心を奪われた。
例文2)
あの時の彼女の目は、なにかに心を奪われているようだった。
例文3)
湖の深いエメラルドグリーンのその幻想的な輝きに心を奪われた。
例文4)
私は、どこからともなく聴こえてくるその美しい音色に心を奪われた。
例文5)
学生のときに訪れたイタリアに心を奪われて以来、私は熱心にイタリア語の勉強に励んだ。
例文を読むと、【心を奪われる】の使い方も理解しやすいのではないでしょうか?
文をつくるときには、【心を奪われる】の意味でもある、『惹きつけられる』という言葉をあてはめてみるのもよいでしょう。文全体がしっくりくるようでしたら、間違いないと思います。
【心を奪われる】の類義語
最後に【心を奪われる】の類義語をご紹介します。
【心を奪われる】の類義語や言い換えには、つぎのような言葉があります。
《二語の熟語》
- 傾倒…ある人や物ごとに熱中すること。
- 心酔…心から慕い感心すること。また、夢中になってそれにふけること。
- 陶酔…その境地にうっとりと浸ること。
《そのほかの類語・言い換え》
魅了される、惹かれる、魅せられる、
惹きつけられる、虜になる、ゾッコンになる、
夢中になる、感動する、うっとりする、
(際立つ魅力に)ショックを受ける、
目が釘付けになる、目を奪われる、
心打たれる
惹きつけられる、虜になる、ゾッコンになる、
夢中になる、感動する、うっとりする、
(際立つ魅力に)ショックを受ける、
目が釘付けになる、目を奪われる、
心打たれる
二語で表わす熟語はわかりにくいので、意味を付け加えました。
これらの類語やことばの言い換えをおこなうと、【心を奪われる】の意味がよりいっそう理解できるのではないでしょうか?
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まとめ
今回は【心を奪われる】について、解説させていただきました。
【心を奪われる】とは、ほかのことに関心が向かないほど、ある物ごとに夢中になり、強く惹きつけられることをいいます。
『慣用句』とよばれる言葉です。
【心を奪われる】ような何かがあると、人生もたのしく充実したものになりそうですね!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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