『羨む』の意味とは?その語源や『妬む』との違いについても解説します!

ことばの表現

恵まれた誰かを『羨む』という気持ち、これは誰にでもあるものです。

この気持ちが強すぎると、ちょっと苦しくなってしまうかもしれません。

『羨む』という言葉、少しネガティブなイメージの言葉でもありますが、

あなたは、この『羨む』の語源を知っていますか?

これを知ってしまうと、『羨む』という気持ちを持つことに少し戸惑いを感じるかも知れません。

今回は、この【羨む(うらやむ)という言葉について、意味や語源、【妬む(ねたむ)】との違いについてご紹介します!

 

『羨む』の意味

【羨む(うらやむ)の意味は、つぎのとおりです。

  • ほかの人がめぐまれていたり、優れていたりするのを妬ましいと思うこと。
    (出典:新選国語辞典)
  • 自身が恵まれていないことに心が傷つく意。
    (出典:なるほど語源辞典)

『羨む』の語源

つぎに【羨む】の語源についてご紹介します。

 

あなたは、【羨む(うらやむ)】の『うら』って、何かご存知ですか?

『うら』とは『心』のこと。

『心』を『うら』といいます。

 

【羨む】の『やむ』とは、『病む』のこと。

よって、

【羨む】とは、(うら)が病むということになります。

羨む(うらやむ)=心(うら)+ 病む

 

【羨む】とは、『心(うら)が病む』状態なので、あまり健康的とはいえないようです。

 

ちなみに、『心(うら)』とは、『裏』と同源の語になります。

ただし、『心(うら)』は単独で使われることはありません。

 

古文でも、

  • 心恋し(ウラゴイシ)~心に秘めて恋しい
  • 心悲し(ウラガナシ)~もの悲しい

などのように、『心(うら)』は複合語の中で使われています。

これは現代でも変わりません。

※こちらの記事もおすすめです
>>『心寂しい(うらさみしい)』とは?類語や言い換え、使い方を解説します!

『羨む』と『妬む』の違いはなに?

おかめ
おかめ

【羨む】が

心病む(うらやむ)だなんて、
ちょっとショックだにゃぁ。

【妬む】との違いはにゃんなのかな?

 

小梅
小梅

じゃあ、【羨む】と【妬む】の

違いを解説するよ。

どちらの気持ちも、

使い方次第だにゃ!

 

『妬む』の意味・語源とは?

【妬む(ねたむ)】の意味はつぎのようになります。

  • 他人の幸福や長所がうらやましくて、憎らしいと思う。
    腹を立てる。くやしく思うこと。
    (出典:三省堂大辞林)

 

次に、【妬む】の語源について解説していきます。

【妬む】の『ね』は、『心根』の『ね』のこと。

それが『痛む』ことを言います。

 

『心根』が『痛む』ことが【妬む】の語源です。

妬む(ねたむ)=心根(ね)+ 痛む

 

一見、【羨む】も【妬む】も、さほど意味は変わらないようにみえます。

他人の優れているところや恵まれていることに対して抱く同じような思いや感情ですが、

実は【羨む】より【妬む】の方が、

『憎らしい』『くやしい』などの思いが強くなります。

 

【羨む】は、憧れに近い思いや感情ですが、

【妬む】は、憎悪やくやしさもプラスされていきます。

 

どちらの言葉も、他者へむけた思いや感情ではありますが、

【羨む】より【妬む】の方が、より悪化しています。

【羨む】が悪化 ⇒【妬む】

 

実は、【羨む】も、【妬む】も、自分の本音や理想を見つけるための感情センサー。

【羨む】ような恵まれた環境や優れているさまや、思わず【妬む】素敵に見える人は、あなたの理想であったりします。

 

そのときに、

【妬む】思いを強くして、うらやむ他者を不幸にするために、自分と同じステージに引きずりおろすことにエネルギーを使うのか、

それとも、

【羨む】という憧れの気持ちをもちながら、自分がどうすれば同じような状態(ステージ)に近づけるかを考えて、行動する力に変えてしていくかは、あなた次第です。

 

ネガティブな感情をあらわしている
【羨む】と【妬む】ですが、

どちらも自分の理想や本音を知るセンサーの役割も果たしています。

 

【羨む】や【妬む】などの思いや感情がわいてきたときには、ぜひこのことを思い出して、よりよい人生の糧にしていくださいね^^

 

まとめ

【羨む】も【妬む】も、他者の優れている様や恵まれていることに憧れの思いをもつことをいいます。

【羨む】とは、『心(うら)が病むが語源です。

【羨む】は自分の心が傷つくような様子も含みますが、【妬む】はより悪化した状態で、その憧れの他者へ向けた憎悪やくやしさが含まれます。

【羨む】も【妬む】も、自分の思いや本音を知ることができる感情でもあります。

上手に使って、よりよい人生の糧にしていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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