【夏の季語】『半夏雨』とはいつの雨でなんて読む?言葉の意味や俳句をご紹介!

夏の季語

『半夏雨』という言葉をご存知でしょうか?

『半夏雨』とは、夏の季語で、
『はんげあめ』と読みます。

いったいどんな雨なのでしょかうか?

今回はこちらの『半夏雨』という夏の季語について、意味や俳句などご紹介します!

 

『半夏雨』意味

『半夏雨』という言葉は、


『はんげあめ』と読み、
夏の季語になります。

どんな雨なんでしょうか?

しかも、あまり聞きなれない言葉ですよね。

この『半夏雨』の意味は、つぎのとおりになります。

半夏生に降る雨のことを『半夏雨』という。
(引用:世界大百科辞典)

このように『半夏雨』とは、
半夏生(はんげしょう)の時期に降る雨のことをいいます。

 

では、『半夏生』っていつ?って思いますよね。

『半夏生』とはつぎのような時期をいいます。

夏至から11日目あたる日のことで、
7月2日ころのこと。梅雨明けの時期。

(出典:旺文社 国語辞典)

 

『半夏生』とは、夏至から11日目にあたる日のことで、7月2日ころのこと。

七十二候のひとつでもあります。

 

夏至は毎年、大体6月20日、21日です。

そこから11日目にあたる日が、半夏生です。

 

ちなみに、七十二候とは、二十四節気をさらに三等分ずつわけたもので、

『半夏生』は二十四節気の夏至の3番目の時期、最後の時期にあたります。

 

おかめ
おかめ

『半夏雨』って、

半夏生のころに降る雨なんだにゃ。

小梅
小梅

半夏生は、梅雨明け時期の

7月2日ころのことだにゃ!

 

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『半夏雨』俳句

こちらでは、夏の季語『半夏雨』を使用した俳句をいくつかご紹介します。

 

先を読むことの空しさ半夏雨 
(さきをよむことのむなしさ はんげあめ)
佐藤鬼房

 

半夏雨 茶どころにして 藪どころ
(はんげあめ ちゃどころにして やぶどころ)
吉田島江

 

くらげなす 透明傘も 半夏雨
(くらげなす とうめいがさも はんげあめ)
上田五千石

 

絵暦を解く 百姓に 半夏雨
(えごよみをとく ひゃくしょうに はんげあめ)
戸塚時不知

 

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まとめ

今回は、『半夏雨』という夏の季語について、ご紹介させていただきました。

『半夏雨』についてまとめると、つぎの通りです。

  • 『半夏雨』は、半夏生のころに降る雨のこと。
  • 半夏生とは、夏至から11日目あたる、7月2日ころのことで、梅雨明けの時期。
  • 半夏生は七十二候のひとつ。

日本には和の暦があり、季節の変化を繊細にことばで表現しているところが、とても素敵ですよね!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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