【夏の季語】『山滴る』とはどんな意味?類語や俳句などもご紹介します!

夏の季語

『山滴る』という言葉を聞いて、どんなイメージがわくでしょうか?

夏になると、山の樹木は勢いを増して、青々と緑深く繁ります。このような夏山をあらわした言葉が『山滴る』です。

『山滴る』は夏の季語です。

ことばから、みずみずしさが伝わってきますね。

今回はこの『山滴る』について、意味や類語、俳句などをご紹介します!

俳句だけでなく、手紙や挨拶文書などでも使える素敵な言葉ですので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

『山滴る』意味

『山滴る(やましたたる)』という言葉は、
夏の季語で意味はつぎのとおりです。

 

草木の葉で覆われて緑が滴るように見える夏の山を形容する言葉のこと。夏の季語。
(引用:Weblio大辞泉)

 

おかめ
おかめ

『山滴る』って、
夏の季語なん
だにゃ。

 

ぽんた
ぽんた

『山滴る』とは、
草木が青々と繁る夏山を
あらわした言葉なんだにゃ。

 

 

ちなみに『山滴る』の由来を、季語辞典では、つぎのように解説しています。

中国北宋の画家、郭熙(かくき)「郭熙画譜」には、
『夏山蒼翠として滴るが如し』とあることから夏の山を「山滴る」という。
(引用:角川俳句大歳時記 春)

「郭熙画譜」には、春、秋、冬のことばについても記載があります。

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『山滴る』類語

『山滴る』には、つぎのような類語(夏の季語)があります。

 

夏の山緑の木々におおわれる夏の間の山々のこと。
夏山
夏嶺(なつね・かれい)…夏の青葉が茂った山のこと。
青嶺(あおね)…青々と木々が生い茂っている山のこと。
青き嶺
夏山路(なつやまじ)…草木の生い茂った夏の山路のこと。
夏山家(なつやまが)…草木の生い繁る夏の山中の家のこと。
翠巒(すいらん)…緑色に連なる山々のこと。
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『山滴る』俳句

夏の季語『山滴る』と、そのほかの類語(季語)を使用した俳句をご紹介します。

 

鳥の音に 誘はれ入るや 山滴る
(とりのおとに さそわれいるや やましたたる)
大野林火

 

頂きに 神を祀りて 山滴る
(いただきに かみをまつりて やましたたる)
高橋悦男

 

夏山や うちかたむいて ろくろ引く
(なつやまや うちかたむいて ろくろひく)
与謝蕪村

 

夏山や 雲井をほそる 鷹の影
(なつやまや くもいをほそる たかのかげ)
各務支考

 

青鷺と 青嶺動かず 千曲川 
(あおさぎと あおねうごかず ちくまがわ)
堀口星眠

 

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まとめ

今回は、『山滴る』という言葉について、ご紹介させていただきました。

まとめるとつぎの通りです。

  • 草木の葉で覆われて緑が滴るように見える夏の山を形容する言葉のこと。
  • 夏の季語
  • 由来は、中国北宋画家の郭熙の画譜『臥遊録』の中の言葉

観念的な表現ですが、樹木が青々と繁る夏山をあらわした美しい言葉だと思います。

時候の挨拶などでも使えることばですので、ぜひ使ってみてください!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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