『そこは一面の銀世界だった』
の【銀世界】という言葉。
とてもロマンチックで美しい響きの言葉ですよね。
あなたは、【銀世界】と聞いてどんな世界を思い浮かべますか?
【銀世界】は、雪とのつながりが深い、雪景色をあらわす言葉。
今回は、この【銀世界】という言葉について、意味や使い方、類語・連想語などをご紹介していきます!
【銀世界】の意味
『銀世界』という言葉は、どのような意味があるのでしょうか?
辞書によると、つぎのように記載があります。
出典:旺文社 国語辞典
『銀世界』は、雪景色をあらわす素敵な言葉です。
おもに、雪が降り終わって積もった状態のことをさします。
広範囲にわたり、雪に覆われた景色のことをいいます。
雪が降り積もると、なにもかもが真っ白に、まるで真綿をくるんだように白一色の景色になります。
日が昇り、太陽の光で雪が反射すれば、キラキラと輝きます。
そのような雪が降り積もった真っ白に輝く景色を、『銀世界』と呼んだのでしょう。
この『銀世界』という言葉は、【冬の季語】と思う方も多いのではないでしょうか?
実は、『銀世界』という言葉は、
【冬の季語】ではありません。
おなじような意味のことばの『雪景色』は、冬の季語になります。
このように、季語として本に載っていても、いなくても、自分が感じたことを言葉で表現するときに、もし、この『銀世界』のように本に載っていない言葉がぴったりだと感じたのなら、
あなたの表現として、その言葉を自由に使えばよいのではないでしょうか?
このような美しいことばを、ひとつの制約で切り捨ててしまうのは、とてももったいことだと思います。
他の季語と組み合わせたりして、ふさわしい言葉なら積極的に使えばよいと思います^^
『銀世界』って雪景色をあらわす
素敵なことばだにゃ!
『銀世界』って、
季語じゃないんだにゃぁ。
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【銀世界】ことばの使い方
『銀世界』という言葉は、雪が降り積もって真っ白な景色をあらわす言葉ですが、
雪以外の表現でも使うことができます。
たとえば、一面に白い花が咲き誇っているときに、使うこともできます。
写真)雪柳
この季節になると白い花が咲きみだれ、あたり一面銀世界になる。
写真)白木蓮(マグノリア)
山の斜面には、真っ白なまるで雪のような花がいっせいに咲きほこり、銀世界が広がった。
このように『銀世界』という言葉は、
雪景色に見立てた形で使うことができます。
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【銀世界】の類語・連想語
こちらでは『銀世界』をという言葉を、
別の言葉で言い換えるときの類語や連想語などについてご紹介します。
類語
『銀世界』の類語には、つぎのような言葉があります。
言葉 | 読みかた | 意味 |
白銀 | しろがね、 はくぎん | 銀色のこと。降り積もった雪をたとえていう言葉。 |
白銀の世界 | はくぎんのせかい | 雪が一面に降り積もっている風景のこと。 |
雪景 | せっけい | 雪が降ったり、積もったりしている風景のこと。 |
冬景 | とうけい | 冬の景色、冬げしきのこと。 |
雪景色 | ゆきげしき | 雪が降っている景色または、雪が降り積もった景色のこと。《冬の季語》 |
雪化粧 | ゆきげしょう | 降り積もった雪で、あたり一面が真っ白になり、まるで化粧をしたように景色が一変することをいう。 |
連想語
『銀世界』ということばから、連想できる言葉や関連する言葉をあつめました。
言葉 | 読みかた | 意味 |
神話的世界 | しんわてきせかい | 神話とは、宇宙や人間、動植物などの起源や創造による自然・社会現象を神を中心として説く説話や伝説のことをいう。まるでその神話のような世界を意味する言葉。 |
どか雪 | どかゆき | 短時間に多量に降り積もる雪のことをいう。 |
白夜 | びゃくや、 はくや | 夜になっても太陽が沈まない、または、薄明状態が長時間続く現象のこと。薄明状態とは、太陽が日の出、日没の時、地平線布付近をほぼ平行に動くため、真っ暗にならない状態のことをいう。実は《夏の季語》なので、季節がまったく違うが、連想語、表現として使うのは面白い。 |
真冬 | まふゆ | 冬のさなか、冬のさかりのこと。《冬の季語》 |
綿帽子 | わたぼうし | 真綿でつくった被り物。防寒用など。または、婚礼の時、花嫁が顔を隠すのに用いる被りもののこと。 |
言葉 | 読みかた | 意味 |
スペクタクル | 壮大で印象的な光景のこと。 | |
光景 | こうけい | 目の前に広がる景色、眺めのこと。ありさま、情景。 |
パノラマ | 見渡す限り広々とした風景、全景のこと。また、半円形の壁に掲げた写生的着色画や前に配した模型のことで、まるで実景を見るように立体的に見せる装置のこともいう。 | |
ユートピア | 空想された理想的社会、理想郷のこと。 |
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まとめ
今回は、『銀世界』ということばをご紹介させていただきました。
『銀世界』という言葉をまとめるとつぎのとおりです。
- 意味は、
【一面、雪に覆われた真っ白な景色のこと】 - 冬の季語ではない
- 雪以外の表現でも、使うことができる
最後までお読みいただきまして、ありがとうござました。
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