【冬の季語】『冬銀河』とはなに?言葉の意味や俳句などご紹介します!

ことばの表現

冬の夜空は空気が冷たく冴えわたっているためか、星々もクリアに輝いて見えます。

冬の夜空に輝く天の川のことを『冬銀河』といいます。ご存知でしたか?

『冬銀河』は【冬の季語】です。

今回はこの『冬銀河』という言葉について、ご紹介します!

 

『冬銀河』意味

『冬銀河』とは、『ふゆぎんが』と読みます。

意味は、つぎのとおりです。

冬の夜空に、冴え冴えとかかる天の川のこと。
出典:『俳句 大歳時記』

 

『冬銀河』は、【冬の季語】で、

三冬(さんとう・みふゆ)の季語です。

 

三冬とは、二十四節気
立冬(11月8日頃)から立春の前日(2月3日頃)までのことをいい、これが冬の季語の期間です。

 

『冬銀河』とは、冬の夜空に冴え光る天の川のことをいいます。

 

ちなみに『銀河』という言葉は、【秋の季語】になります。

 

『冬銀河』という言葉になると【冬の季語】になります。『冬銀河』は、寒い大気のなかで仰ぐ星の帯をさし、秋とは違う趣きと語感があります。

『冬銀河』という言葉には、『銀河』よりも音に強さがあり、個性も際だつように感じられますね。

 

おかめ
おかめ

『冬銀河』って、
天の川のことなんだにゃぁ。

小梅
小梅

天の川といっても冬の空限定で、
冬の季語だにゃ!

 

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『冬銀河』俳句

冬の季語『冬銀河』をつかった俳句をいくつかご紹介します。

 

冬銀河 時間過ゆく ときの音
石田郷子
こげよ舟を 億光年の 冬銀河
岸本マチ子
頬杖の 何を見てゐる 冬銀河
加藤楸邨
がらがらと 島に落つるや 冬銀河
内山眠龍
北へゆく 列車短かし 冬銀河
中村洋子

 

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まとめ

今回は、『冬銀河』についてご紹介させていただきました。

『冬銀河』は冬の夜空に輝く天の川のことです。

三冬の【冬の季語】になります。

『冬銀河』、文字の並びも響きも素敵なことばですね^^ぜひ、使っていただきたいと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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