【冬の季語】『冬の海』を使った俳句と冬の海を表現する言葉をあつめました!

ことばの表現

『冬の海』ってどんな海でしょうか?

重たい雲の下、荒々しい波が打ち寄せる海。

かすかに光輝くおだやかな海。

『冬の海』という言葉は、【冬の季語】になります。

今回は、この『冬の海』という季語をつかった俳句と、『冬の海』をあらわす言葉についてご紹介します!

 

【冬の海】季語

『冬の海』という言葉は、冬の季語です。
この季語については、つぎのとおりです。

冬の海は、寒風や荒波が押し寄せ荒涼としている。特に日本海岸では、雪雲が低く垂れこめ、暗澹とした光景が広がる。太平洋南岸は、比較的凪いで陽光の眩しい日もあるが、沖の波の高く激しい日も多い。 (出典:角川 俳句大歳時記)

『冬の海』は波も高く、風も強く、物寂しい風景が広がるようなイメージがあるのではないでしょうか?

とくに、解説にもあるとおり、日本海側の海ように、すっきりしない曇り空で、うす暗く陰気な印象があります。

 

【冬の海】俳句

こちらでは、季語『冬の海』を使用した
俳句をご紹介します。

 

鷺とんで 白を彩とす 冬の海
(さぎとんで しろをいろとす ふゆのうみ)
山口誓子

 

冬の海 てらりとあそぶ 死も逃げて
(ふゆのうみ てらりとあそぶ しもにげて)
飯田龍太

 

冬の海 白々遠く さわぐ見ゆ
(ふゆのうみ しらじらとおく さわぐみゆ)
山口青邨

 

冬の海 沖に光を 集めたり
(ふゆのうみ おきにひかりを あつめあり)
沢木欣一

 

白き波 青き波間や 冬の海
(しろきなみ あおきなみまや ふゆのうみ)
稲畑汀子

 

街の灯の 届かぬ闇の 冬の海
(まちのひの とどかぬやみの ふゆのうみ)
稲畑汀子

 

改札の 人なくひらく 冬の海
(かいさつの ひとなくひらく ふゆのうみ)
能村登四郎

 

たわむれに 老い行く如し 冬の海
(たわむれに おいゆくごとし ふゆのうみ)
永田耕衣

 

今日は 波穏やかといふ 冬の海
(きょうは なみおだやかという ふゆのうみ)
稲畑汀子

 

 

【冬の海】連想ことば

こちらでは、『冬の海』を連想する言葉をあつめました。いくつかのカテゴリにわけてご紹介します。

荒れる海と波

荒れる海

荒れる海をあらわすときの言葉をあつめました。

荒れる、荒れ模様、荒ぶる、
荒れ狂う、荒々しい、
荒海、荒磯、荒立、
牙をむく、しける、
猛る(たける)、
渦巻く、過流、
翻弄される、飲み込まれる、
襲いかかる、
押し流す、揺さぶられる、
えぐられる、
過酷な、狂暴な、
破壊力、

吠える、狂う、
狂ったような、
絶叫する、叫ぶ、
猛威をふるう、
噛みつくような、
捲し立てるような、
すさまじい、
海の魔物が、船の墓場、

 

『波』といっても、さまざまな『波』があります。

こちらでは、『波』をあらわす言葉をあつめました。

荒波、怒濤、波濤、
大波、高波、
ビッグウェーブ、

うねる、押し寄せる、

千波万波(せんぱばんぱ)、
打ち寄せる、
しぶきを上げる、
白く泡立つ、

波頭が砕ける、
波頭が立つ、

しぶく、重たい波、

 

風と海

『冬の海』に吹き荒れる風を表現することばをまとめました。

吹きすさぶ、吹き荒れる、
吹き込む、吹き払う、
吹き飛ばす、吹き下ろす、
ふぶく、横殴り、
烈風、夜の嵐、
ブリザード、

 

そのほかの表現

『冬の海』には、おだやかで、静かな日もあります。

こちらでは、静かな『冬の海』と『冬の海』の色を表現する連想ことばをあつめました。

静かな『冬の海』

静かな『冬の海』をイメージすることばです。

淡い空、静かに降り注ぐ陽光、
希薄で澄んだ日の光、
春をほのめかすような波、
きらめく海、脆い陽射し、
静かに光る、微かに光る、

『冬の海』の色

『冬の海』の色をイメージするような言葉をあつめました。

白藍色、藍白、
秘色色(ひそくいろ)、
灰色の空、暗鬱な雲、
青黒い海、鈍色、鉛色
錆ねず、漆黒、紺青、
烏羽色、濡羽色、

 

まとめ

今回は、『冬の海』という季語をつかった俳句や、『冬の海』を連想することばなどをご紹介させていただきました。

『冬の海』もいろんな言葉で表現ができるものですね。

あなたのあたらしい言葉の表現のヒントになれば幸いです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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